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2019-03-27

ある愛書家による小さな展示販売会  『幻?の福武文庫をもとめて』

2019  4/4(木)~4/15(月)
火・水定休    13:00~19:00

この度、ある愛書家さんが長きにわたって収集した福武文庫を並べた展示販売会を花森書林のコーナー一角にて開催いたします。
 400冊以上にものぼる福武文庫シリーズを1冊ずつ、古書店を巡りながら集められました。カバー装丁者や解説者などをまとめたリストや文庫の表紙画集なども同時に展示いたします。
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 <販売期間わずか10数年、絶版文庫となって久しい福武文庫。コレクターも多いのか最近では古書店でも余り目にすることが無くなってしまいました。 ​
 私が福武文庫を集めるキッカケとなったのは、2012年11月海文堂書店2階で開かれた古書即売、<Secondhand Book Fair on the Second Floor>で、口笛文庫、古書ダンデライオン、古本固有の鼻歌、トンカ書店、London books の各店が出品した古本市で、干刈あがたの小説『ウッホッホ探検隊』と『ゆっくり東京女子マラソン』を入手した時でした。小説の内容もさることながら背表紙の装丁も気に入りました。干刈あがたのほか島田雅彦や吉本ばなな、小川洋子、海外翻訳の文学作品をはじめ、質の高いものも多く芥川賞受賞作も3点刊行されました。 ​
 その後古書店で見つける度に購入、地元神戸、阪神間、明石、姫路は勿論、京都、大阪まで遠征し相当数を買い集めましたが、このたび花森書林の新たなスタートを記念して福武文庫蒐集本を放出することにしました。是非手に取ってみてください。>​

ある愛書家こと
​山本幸二 (やまもと・こうじ)
日本野鳥の会ひょうご・益冨地学会館所属。29Qわん庫主人。神戸市在住。
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